この章の内容は次のとおりです。
Oracle Demand Management Cloudを使用して、顧客と組織の組合せを対象に新製品をローンチし、類似した製品の販売履歴に基づいて予測を行うことができます。
Demand Managementで次のことを実行できます。
類似した製品の履歴に基づいた新製品に対する予測の実行、または類似した製品に対する予測からの転用。
規模の調整および製品ローンチの要件を充足するために必要な履歴または予測パーセント値の指定。
ローンチ日、顧客ゾーンまたは特定顧客、および製品カテゴリまたは特定品目の指定による製品ローンチのカスタマイズ。
新製品導入要約分析を使用した、製品ポートフォリオ全体に対する新製品の売上げ寄与率の計測。
新製品に対する予測の最適化を目的とするコラボレーション。
新製品に対する予測、および他の利害関係者とのコラボレーションを行うことで、在庫をより適切に調整し、製品を目的のとおりにローンチすると同時に、在庫切れを防ぐことができます。
新製品導入機能を使用して、履歴が存在しない場合の新製品に対する予測を生成します。この機能により、新製品に対する初期の需要と、それに伴う供給要件を予測することが可能になります。「製品ローンチの管理」ページから、次のことができます。
販売履歴を代表する既存のソース製品を選択して、新製品にコピーし、需要エンジンで予測が生成できるようにすること。
すべての顧客または特定の顧客を対象とする新製品を追加すること。
製品が販売されるようになる日付を特定すること、または季節性製品の開始日および終了日を指定すること。
製品ローンチ日を指定することで、新たなデータが収集されるたびに、更新された情報がソース製品からターゲット製品へ、そのローンチ日になるまで需要エンジンによってコピーされます。
新製品の予想販売量に基づき、ファクタを適用して参照販売履歴を増減すること。
需要予測ができるように新製品を設定するには、次のステップを実行します。
需要プラン、または供給および需要プランを開きます。
製品レベルのある表を開きます。
「品目」列で製品を選択し、「処理」をクリックして、ドロップダウン・リストから「製品ローンチの管理」を選択します。
「製品ローンチの管理」ページで、「加算」を選択してから、次のようにします。
新製品の参照先として使用するソース製品を選択します。
導入する新製品を選択します。(その製品はすでに製品データベースに存在している必要があります。)
「ソース関連」タブで、次のようにします。
新製品の予測実行に利用しようとするソース製品から、顧客と組織を選択します。選択後、「挿入」をクリックします。
「選択行のコピー」チェック・ボックスを選択するか、選択を解除します。
選択した場合、ソース製品の組織、サイトおよび履歴データが新製品へコピーされます。
選択を解除した場合、新製品、組織およびサイト情報の組合せのみが新製品へコピーされます。その後は、その組合せに対して関係を指定し、手動で予測を管理することができます。
ローンチ日を入力します。
新たなデータが収集されるたびに、更新された履歴データがソース製品からターゲット製品へ、そのローンチ日になるまで予測エンジンによってコピーされます。
「メジャー」タブで、次のようにします。
ソース・メジャーとターゲット・メジャーを選択します。
ソース製品のソース・メジャーから新製品のターゲット・メジャーへ、データがコピーされます。
参照販売履歴を新製品の予想販売量に基づいて増減するためのファクタを入力します。
たとえば、新製品XYZの販売量が既存製品ABCの1.5倍になると予想しているとします。その場合は、ファクタとして150%を入力します。
複数行のソース・メジャーとターゲット・メジャーを「メジャー」タブで入力できます。終了後、次のいずれかを行います。
「保存してクローズ」をクリックします。
将来、他の新製品に使用するためメジャーのセットを保存するには、メジャー・コピー・セットの保存をクリックします。